環境・応用化学科

環境・応用化学科

入学定員 : 80名
取得可能学位 : 工学

キーワード

  • 有機エレクトロニクス
  • 高機能性高分子
  • 光エネルギー高度利用技術
  • 環境・バイオ診断
  • 地球史解読と未来予測
  • コンセプト
  • カリキュラム
  • 研究室紹介
  • 進路

コンセプト

化学をつかって、社会に役立つテクノロジーを

人間にとって地球環境への配慮は避けて通ることができない課題です。本学科は、化学の基礎をしっかり学び、「化学をどのように社会に役立てるか」に重点を置いた教育・研究を推進。環境に負荷をかけずにより良い生活を実現する「社会に役立つテクノロジー」を追究。化学ならではの複合的アプローチで環境にやさしい未来づくりに貢献します。

「環境に負荷がかからない物質の合成や、従来にはない高機能な材料づくり」「光合成や光触媒など自然界のさまざまな現象を解明し、環境負荷を低減する新機能の探索」「地球環境、地球の物質循環の調査・分析」の3つの分野からアプローチ。分子レベルのミクロの物質合成から地球規模で起きる現象を調べる環境調査までトータルに研究。社会を支える環境に配慮した「未来のテクノロジー」を追求します

環境応用コンセプト

応用を志向した化学を展開
化学の基礎をしっかり学んだうえで、「化学をどのように社会に役立てるか」を追求します。世界的に高い評価を得ている教授陣が指導にあたり、最先端設備をつかって未来のテクノロジーを創出します。                 
新しい視点の化学
分子から地球レベルまで、自然界はすべてリンクしています。分子・ナノレベルから地球規模の化学を対象とした研究を一つの学科でトータルで行うことにより、これまでにない視点から化学をとらえ、新しいテクノロジーを追求します。 
環境に配慮できる、化学者・技術者を育成
深刻な環境問題と向き合える人材を世界は求めています。化学者・技術者として、環境に配慮できる広い視野と知識をもち、世界の第一線で活躍できる人材を育成します。


カリキュラム

化学的な視点からグリーンイノベーションに代表される環境問題の解決に寄与し、環境問題に貢献できる人材を育成するため、環境化学のほか、分析化学、無機化学、物理化学、有機化学などの化学の基礎を十分に学修し、環境問題に取り組むための基礎能力を身につけます。さらに、地球環境と物質との関係について専門的により深く学ぶため、グリーンイノベーションを基盤とし、3つの領域から地球規模の環境問題の解決につながるテーマに関する教育研究を行います。
また、基礎を大切にしながらも、化学科より「社会に役立つテクノロジー」を志向した教育を推進します。週3日間の学生実験など、実験を重視したカリキュラムを編成したほか、環境学や地学について学べる科目も開講予定です。

先進エネルギーナノ工学評論

高機能物質を創出する:物質創成系

地球環境にやさしく持続可能な社会を実現するため、環境にやさしい合成法の開発や環境に優しい機能性材料を創成するための知識や技術を身につけます。

機能を探る:機能探索系

環境・エネルギーの観点から物質に潜在する機能や物質変化のメカニズムを明らかにするため、光・電子機能を中心とする物質の多様な性質を物理化学的手法によって探索するための知識や技術を身につけます。

地球の現状を調査する:環境分析・地球化学系

地球・環境を化学の立場から捉え地球環境問題の解決に貢献するため、地球化学を基礎として地球の仕組みを理解するとともに、環境を分析・評価するための知識や技術を身につけます。

■ 特徴的な授業

環境応用化学実験

3年次に週3回行い、基本的な化学実験から環境調査法まで、さまざまな実験を通して、基礎知識・思考力・実験センスを徹底的に習得します。

地球環境化学

地球表層における水の循環を軸として、化学的視点からさまざまな元素の循環とそれを配する要因について解説します。

研究室紹介

環境にやさしい材料づくり

白川研究室

有機化合物の骨格を形作る炭素-炭素結合を省資源で作る新たな環境調和型触媒系の開発

環境に優しく(できるだけ廃棄物を出さない),地球全体として持続成長が可能な形式(省資源)の新しい触媒反応の開発に取り組んでいます.触媒として電子(世界最小:右図)や遷移金属を使い分けることで,効率よく炭素と炭素をつなげることを主なテーマとします.ベンゼン環同士が結合した構造(右図)を持つ液晶や医薬品など,快適な生活に欠かせない有用な有機化合物の簡便な合成を目指します.

白川研究室
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羽村研究室

新しい分子構築法の開発を基盤とした未来材料の創成
〜ものづくりの匠として化学を究める〜

「ナノメートルサイズの有機分子」をいかにして組み立てるか(合成法の開発)、そして、手にした分子をいかにして操るか(機能探索)について研究を行っています。これまで合成が困難であった多様な分子群を独自の手法を用いて合成し、生体複合分子から太陽電池、燃料に至る様々な機能性材料への応用を図っています。

羽村研究室

森崎研究室

有機化学に立脚した高分子・超分子・材料化学
~次世代機能性材料の創出を目指して~

当研究室では、自由な発想でオリジナリティあふれる機能性有機材料を創り出すことを目指して研究に取り組んでいます。扱う分子は高分子のみならず、分子量が明確な巨大分子、低分子、分子集合体や液晶など多岐にわたります。望む機能を発現するために必要な分子を精密に設計し、自らの手で合成して物性を評価しています。

森崎研究室
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新しい光・電子機能を探索

橋本研究室

光合成・人工光合成の研究を通して世界に貢献する!

私たちの研究室では,光合成初期過程に重要な役割を果たすカロテノイド色素に注目して研究を行っています。自然界には存在しない人工の光合成色素タンパク超分子複合体を自らの手で創成し,光合成系の動作機構を解明することを通して,生命の青写真(自然の持つ巧妙さ)を理解することを目的としています。また,光合成研究の延長として,人工光合成による太陽光燃料(次世代燃料)の開発にも貢献していきます。

橋本研究室
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田和研究室

物理化学とナノバイオの融合で、プラズモン場を利用した新しい光計測法を開発し、健康や環境に関わる物質の高感度検出を行います。

当研究室では、波長サイズの周期構造をもつ「プラズモニックチップ」を10~100倍明るい蛍光を提供するツールとして開発し、健康や環境に関わる物質の高感度計測に応用しています。疾病の早期診断、細胞診断、あるいは、創薬に貢献できる新しいセンサーチップの開発とイメージングシステムの確立を目指します。

田和研究室
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増尾研究室

物質と光の相互作用をナノレベルで解明し、光エネルギーの高効率利用を実現する!

今後我々が豊かな生活を送るためには、光エネルギーの有効活用が必要不可欠です。そのためには、光エネルギーの担い手となる「励起子」をうまく操ることが重要です。 私たちの研究室では、世界最先端の技術を駆使し、単一分子・単一ナノ物質レベルで、励起子を詳細に「調べる」・「制御する」・「有効活用する」の3つを中心とし、光エネルギーの高度利用を目指します。

増尾研究室
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地球環境を詳細に調査・分析

御厨研究室

少数核および多核金属錯体の合成と物性

金属原子のまわりに酸素や窒素などの配位原子が集まってできる金属錯体の美しさに惹かれて研究を行っています。金属錯体は、血液の酸素運搬に必要不可欠なポルフィリン鉄や緑色植物の光合成で酸素発生を起こすマンガン4核クラスターとして存在し、 私たちの環境と密接な関係があります。そして金属と無機および有機化合物(配位子)との無数の組み合わせにより非常に多彩な無機・有機複合化合物として広範囲な研究領域を形成しています。私たちはその中でこれまで世の中に存在していなかった新しい金属錯体の合成に重点を置き、錯体の光吸収・磁気的特性・酸化還元挙動に注目して、環境・応用化学へ役立てるような新規金属錯体の探索を行っています。

御厨研究室

千葉研究室

環境・生体相互作用の網羅的な解明に向けた「全元素環境化学」の創成

最新の元素分析技術を駆使して,環境中での元素循環や環境物質と生体の相互作用を解明する研究を行っています。特に,細胞や微粒子に含まれるag (10-18g)レベルの極微量元素の挙動に着目し,分析するための最先端の技術開発にも挑戦しています。最終的には,環境・生命科学を網羅する新たな全元素化学の創成を目指します。

千葉研究室
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谷水研究室

人類の工業活動の環境への影響を定量的に理解し、両者の調和について考えます

地球温暖化や資源の枯渇、原子力発電所事故を契機としたエネルギー問題など、人類は様々な環境問題に直面しています。本研究室では、地球表層に存在する多様な試料について、無機元素の濃度・同位体比・化学種の解析を基にして元素の循環についての理解を進めることで、これらの問題にアプローチすることをテーマとしています。

谷水研究室
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壷井研究室

地球46億年の歴史と成り立ちを明らかにする

私たちの住む地球はどういう構造をしているのでしょうか?いつ、どういうプロセスでできたのでしょうか?地球は46億年前に誕生してから絶えず活発に活動を続けています。身近にある岩石や鉱物は、地球の歴史を記録した「タイムカプセル」です。当研究室では「生きている地球」の産物である「岩石や鉱物」についてフィールドワークと最先端の研究装置を用いた分析により、地球の成り立ちを明らかにしようとしています。

壷井研究室
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進路

原子・分子の世界から地球レベルでの問題まで、化学に関する知識と化学を応用したテクノロジーを修得する教育を推進。柔軟な思考力と豊富な知識により化学の力で明るい未来づくりに貢献する人材を育てます。
具体的な進路としては、化学、製薬、化粧品、食品、環境・エネルギー、資源探索などの化学系産業、自動車・機械・電気などの産業、公的機関の研究者、大学・高校・中学校教員、各官庁職員など幅広い就職先が期待されます。

化学

化粧品

資源探索

機械

精密工業

自動車

環境エネルギー

食品

製薬

公務員

教員