円偏光リン光発光材料の開発と基礎理論の構築

白金などの重原子を含む光学活性な有機金属錯体は、三重項状態からの円偏光”リン光”を発します。リン光発光性材料は、すでに有機 EL 素子 (OLED) に応用されており、近年も盛んに研究されています。

円偏光リン光発光材料は、円偏光の高機能性に加えてリン光特性による省エネルギー性が期待できるため、持続可能な社会創りには欠かすことができません。しかしながら、円偏光リン光は三重項状態が複雑であるため、その機構はほとんど未解明の状態でした。

我々は高効率な円偏光リン光発光材料を開発するとともに、世界に先駆けて基礎理論の構築を行うことで当該分野に貢献しています。[1,2]

                         

[1] Inoue; R.; Kondo, R.; Morisaki, Y. Chem. Commun. 2020, 56, 15438-15441. DOI: 10.1039/D0CC06205G

[2] Inoue; R.; Kondo, R.; Morisaki, Y. Chem. Mater. 2022, 34(17), 7959-7970. DOI: 10.1021/acs.chemmater.2c01817


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